二胡姫店長 エリィのブログ

~中国楽器・二胡専門店~ 二胡姫店長エリィによるBlogです♪
沖縄県内外のさまざまな二胡情報を発信!また、店長の演奏情報や二胡を学んでいる人への教室情報、国内外の出張日記もかいてます!演奏活動では”上地エリサ”にて!
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マイナスワンCD企画!古後さんと鳴尾さんとともにレコーディング企画♪ レコーディング編①

こんにちは!
TwitterFacebook、インスタではご報告をしておりましたが、やっとブログでも記事UPです!

※マイナスワンCDシリーズをご存じない方はこちらのページをクリック↓↓!
マイナスワンCD企画!古後さんと鳴尾さんとともにレコーディング企画♪ レコーディング編①


10月某日、なんと、お二人に合うために、店長、神戸の三宮へと行ってまいりました♪
沖縄・京都・神戸、と三都市から集まったマイナスワンCDメンバー(勝手に命名)

製作は、二胡を知り尽くし、中国音楽から邦楽、ポップス、Jazzにゲーム音楽までなんでもござれ、な作曲編曲家でありチェリスト、ピアニストと演奏家の顔を持ち、さらには音響機材にも詳しい、古後公隆氏。
演奏は、日本でもトップクラスの二胡技術力!多くの生徒をかかえ、演奏家、教育者として関西を中心に活動中の鳴尾牧子氏。
そして、全国津々浦から届く二胡を学ぶ方たちのお声を聞き、届け、演奏家が、教育者が、学習者が、なによりも二胡をもっと学びたい、楽しみたいと思っている愛好家の皆さんが楽しめるアイテムをお届けするために頑張る(笑)二胡姫店長上地エリサ。

マイナスワンCD企画!古後さんと鳴尾さんとともにレコーディング企画♪ レコーディング編①

実は、神戸空港は初!だった店長、方向音痴にも関わらず意外にもちゃんと電車にのって、ちゃんと神戸三宮へ到着!古後さんとは1年にもわたってたくさんのお話をしてるにも関わらず、なんと2度目の邂逅。鳴尾さんとも2度目ですが前回お会いした時は、コンサート時のほんの一瞬でしたので、やっときちんとお会いすることができました(*`゜w゜´*)

三宮に降り立った私がぼぉっとあたりをみていると・・・なんと向こうから紫のワンピース?で黒髪ロングストレートを風になびかせながらかっこよく歩いてらっしゃる鳴尾さんが・・・!思わず「どこのモデル!?」と目を見開いてしまいました(笑)(⇚ちゃんとこの時古後さんも傍にいらっしゃいましたので、鳴尾さんだ!と思ったのですが、いらっしゃらなかったら多分ただただ見惚れてた 笑)

色々はじめまして、二度目まして、な店長でしたので、一緒にお食事をしながらお互いのお話とこの日のスケジュール確認!

そして、某スタジオに潜入です!
マイナスワンCD企画!古後さんと鳴尾さんとともにレコーディング企画♪ レコーディング編①

この機材と配線の数をご覧ください・・・これ、古後さんの持込でございます・・・すごい!
この日のレコーディングは、今年の冬から発売する予定の
『良宵』『賽馬』『二泉映月』の二胡独奏曲(古典曲)の3曲♪

マイナスワンCD企画!古後さんと鳴尾さんとともにレコーディング企画♪ レコーディング編①マイナスワンCD企画!古後さんと鳴尾さんとともにレコーディング企画♪ レコーディング編①




【レコーディングスタート】

マイナスワンCD企画!古後さんと鳴尾さんとともにレコーディング企画♪ レコーディング編①



まず、このマイナスワンCDが他の曲集と違う特徴は、演奏者の音源と、譜面がまったく同じということ!
「何をアタリマエのことを・・」と思ったそこの方・・・甘い!他の伴奏CD(特に中国が製作しているもの)だと、譜面にかかれている運指や運弓と、実際に弾いている運指、運弓、さらにはリズムのタイミングなどすら間違えていることすらあります。が、このマイナスワンはそういったことがありません。弾いている人と、譜面記載をしている人が同じ人であり、さらに鳴尾さんのこだわりにより細かな装飾音なども一切余すことなく記載しているのでう!さらに、運弓や運指も細かく決めた上で演奏、譜面製作しているのです!


〈良宵編〉-------------


鳴尾さんのこだわり、拝見しました!
良宵といえば、劉天華の曲でもかなり初めにさわる曲のため、多くの方が弾いたことのある曲でしょう。レコーディングにおいて何が難しいか・・そう、テンポです。つまり、遅さ、速さが変わるというところです。テンポが大きく揺れる部分は、色々なタイミングのテンポの録音をし、より最適をさがします。特に良宵は2楽章以降はテンポの揺れが大きいので、いくつかのパターンを確認。あるフレーズだけで30分以上の時間を使って、いかにこのCDを購入した方が弾きやすいか、また、教材としての活用もできるよう、”良宵”であるか。
ポルタメント、装飾音の音も何度も確認をし、また運弓が少しでも違いがないように、譜面とも確認。さらに、その鳴尾さんの細かな指示を、一つ一つ確実に、さらにほんの数秒、数十秒であわせていく古後さんのスキルの高さ!テンポが揺れるということは、カラオケ(伴奏)部分も変化していくということです。
テンポの揺れのあるところを、「もう少しritで」というとその通りに。「もう少しテンポを戻して・・」などだとその通りに揺れを微調整!さらに、レコーディング中どうしても鳴ってしまった邪魔な音(一度、素晴らしい演奏のあと、壁に弓があたってコンってなってしまいました 笑)などもきれいに削っていくスキルの高さに、機械が得意ではない私はすでに魔法使いのようにしか見えません・・・!

◆二胡マイナスワンCD Vol.13 <良宵> 模範:二胡音源

〈良宵編〉-------------



〈賽馬〉-------------

賽馬については、製作前から、「幾つかのテンポのもの(ゆっくりな賽馬から速い賽馬まで)が欲しいですね」という声から、いくつかテンポパターンの製作をする予定でした。が、実際のレコーディングはどうするか?というところから、三人で相談がはじまりました。すべてのパターンの模範演奏をレコーディングするには一日では足りず、さらに1枚のCDに入れてしまうとトラック数が膨大になってしまう。。。
最終的に、一番MAXの速いテンポ、一番遅いゆっくりのテンポで録音することに。MAXのテンポがいわゆる模範演奏。 ゆっくりのものは練習するとき一音一音しっかり聴けるように、教材としてもつかえる模範演奏。

ちなみに、鳴尾さんとお話したのが二胡生徒あるある話(笑) 
「速いところは遅くなって、遅いところが急にはやくなる!」
きっとこのマイナスワンCDを使えばそれもなくなるかなぁ、なんて、思いながらレコーディングスタートです。 

賽馬のMAX速い録音までした時点で、14時にはスタートしてレコーディングが、すでに16時半。
少しばかりの休憩、確認、お茶&打ち合わせ&おしゃべりタイムを挟んでからの・・・・

17時半頃から、賽馬のスローテンポ録音開始。
練習用はテンポ72で製作しましょう、と決定!
賽馬を遅く弾く、ということがむしろ大変なのですが、そこはさすが鳴尾さんです。
『速弾きでも遅弾きでも美しい音を』
ピッチの少しのずれも許さない完璧主義なこだわりには、もう脱帽です。

鳴尾さんの名言『会心のいななき!』(笑)には、レコーディングスタジオ内にも関わらず爆笑しました(あ!ちゃんと録音してないときですよ?)
何度か試したあと「わかった!下から4cm!!」
で、さらに爆笑!(笑)
鳴尾さん好き!!と思った瞬間でした(●´∀`)

さらに、テンポMAXの場合と、遅弾きではやや弾き方に違いがあり、ばっちり楽譜にも記載予定です!どうぞお楽しみにお待ち下さいね!

ちなみに、鳴尾さんの名言ネタが多い中、古後さんはというと・・・集中すると、伸ばしていた足がだんだんと丸まり・・・最終的には椅子の上にあぐらになりますヽ( ・∀・)ノ

◆二胡マイナスワンCD Vol.14 <賽馬> 模範:二胡音源
〈賽馬〉-------------


次に続く。


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Posted by 二胡姫 at 2017年10月20日   13:33
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